最近デジタルによる業務変革、DX(Digital transformation)がメディアなどでよく見かけられていますが、どのような理由によるものでしょうか?
従来型の情報技術(Information Technology)と何が異なるのでしょうか。
米国の技術系調査会社であるGartnerが報告している技術トレンドを見てみましょう。
https://emtemp.gcom.cloud/ngw/globalassets/en/newsroom/images/graphs/ethc2020.png
この図はHype Cycleと一般的に呼ばれるもので、左から右に時間経過、下から上が市場の期待値の高さになっています。どんな新技術も、例えば3Dプリンターが良い例ですが、世に出だしたころは一気に注目を集め、実力値以上に期待値が高まります。3Dプリンターであれば、曰くどんなものもどんなところでも作れる。。というような過度な期待です。実際にはそんなことはなく色々な制約があることがわかり、幻滅期に入って期待値は下がります。一方で技術革新は進みますし、妥当な範囲で3Dプリンターを活用する組織は増えるので、徐々に期待値は復活していく、そのような傾向をこのHype Cycleで捉えています。
期待値の増減こそあれ、この中で書かれている技術が今後のビジネスに大きく影響していくことは間違いありません。たとえば人のデジタル・ツイン、市民ツインなどは、物理的な世界に実在の人間と、デジタル空間の両方で人々を表すことができます。
人々がデジタル世界と対話する方法も、画面やキーボードを超えて、音声、視覚、ジェスチャーまたはそれらのの組み合わせを使用し、さらには脳の思考から直接操作できるようになるでしょう。
そして社会構造や会社組織もデジタル技術によって大きく変わっていきます。。変化により迅速に対応できなければ生き残れないからです。再構成可能なエンタープライズ組織、パッケージ化されたビジネス機能、データ統合、プライベート5G、組み込み人工知能(AI)、およびエッジにある低コストのシングルボードコンピューターなどです。
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